NITTO QUALITYNITTOのものづくり

開発力Development ability

お客さまのご要望に応え、課題や問題をクリアするための開発力。これまでに培った経験と最新の知識と高い技術
力を用いて。一つひとつに真摯に向き合い、必ず成果をだすことをお約束します。今ある知識と技術にあぐらをか
かず、「常に進化する開発力」が可能にする「信頼のおける新しいものづくり」を行っています。

新技術・新製品開発

3D-CADを応用した電線側長システム

配電盤では機器間に多くの制御電線が配線されます。従来は現場で電線の長さ
を実寸して切断し圧着作業をしていましたが、3D-CADで構造設計したデ
ータと、電気回路設計から得られた配線データを融合することで、自動制御電
線側長システムを独自開発しました。これにより設計段階で電線側長すること
で、事前に圧着作業ができるようになり、リードタイムを大幅に短縮すること
が可能となりました。

3D-CADで設計した配電盤

IoTを使ったロボットによる自動電線圧着

上記で開発した制御電線側長システムをさらに応用し、従来手作業で行ってい
た圧着作業を、ロボットを使って作業させるロボット圧着システムの開発を現
在行っています。

[参考文献]

  • ビジネスパーソンのための 決定版 人工知能 超入門(東洋経済新聞社)
  • 「中小企業がIoTをやってみた 試行錯誤で獲得したIoTの導入のノウハウ」
  • 独立行政法人経済産業研究所主催IoTによる中堅・中小企業の競争力強化に関
    する研究会委員
  • 群馬県IoT推進研究会に参加

大規模蓄電池監視制御装置

再生エネルギーの増大に際し、電力系統を安定させる必要があります。当社は
大手重電メーカー様とリチウムイオン電池を使った大容量の蓄電池システムを
設計開発から製造を行っています。また、平成24年度ものづくり補助金に「低
コスト・量産型蓄電池盤の開発・製造」で採択され、現在は自社工場内で実証
実験を行うなど、今後の再生可能エネルギー有効活用分野に向けて技術開発を
行っています。

自社開発した蓄電池システム

電力系統用逆潮流事故処理盤

この装置は電力会社の各変電所に収められる装置で、近年配電線に数多くの太
陽光などの再生可能エネルギー発電設備が接続連系されることに伴い、 変電所
逆潮流となった際に、的確な事故点切離処理を実施する為の装置です。開発段
階からコストを抑えオシロ波形を出力する機能を搭載させるなど工夫がされて
います。2017年現在、東京電力管内の160ケ所以上の変電所に納入されて
います。

逆潮流事故処理盤